札幌でスープカレーが生まれたのは1970年代。喫茶店「アジャンタ」が薬膳カレーをスープ仕立てで出したのが原型と言われ、1993年に白石区で開業した「マジックスパイス」が「スープカレー」という呼び名を定着させたとされています。それから30年——札幌市内のスープカレー専門店は200軒を超え、もはや「札幌のソウルフード」を超えて、地域そのものを表す食文化になりました。

ただ、これだけ店が増えると、「結局どこに行けばいいの?」という声を地元民からもよく聞きます。観光ガイドは定番店ばかり、グルメサイトは点数競争で本当の評価が見えづらい——そこで、地元目線で「自分の足で確かめた店だけ」をまとめる必要を感じて、このサイトを始めました。

札幌スープカレーには、決まった「正解」のスタイルはありません。和風だしを土台にした優しい一杯、エビの旨味を極限まで引き出した濃厚な一杯、スパイスの香りで頭が冴える一杯——どれもが「札幌のスープカレー」です。それぞれの店主一人ひとりが、独自のカレーをつくり続けてきた札幌らしいスープカレーだと、私たちは思うのです。